COVIÑAS コビニャス


コビニャスはDOウティエル・レケーナ最大のワインメーカーです。3000軒のブドウ栽培農家を擁し、その総栽培面積は10,000Ha以上。生産量はDOウティエル・レケーナ認定シール付きで出荷されるワインの40%を占めています。

コビニャスは、1965年、レケーナとその近郊にある協同組合10社が共同で蒸留所を開設したのが始まりです。そのため正式名はグルポ・コビニャス(コビニャス・グループ)です。その2年後には、蒸留所の近くのワイナリーを入手し、ワインをボトリングして発売しています。そのブランドは「ビノ・デ・ラ・レイナ(訳注:女王のワインという意味)」とい名で、現在DOウティエル・レケーナに認定されている地域で発売された最初の高品質ワインとされています。このブランドは1985年に「エンテリソ」と名称を変え、現在に至っています。

 

 

コビニャスは広大なブドウ畑を持っていますが、その大きな利点は古い畑が多いことです。樹齢100年を超す樹もあり、ワイン生産に使用されているもののなかではスペイン中で最も樹齢が高いとされています。

 

 

特に地場品種の黒ブドウ、ボバルの古いものは「アドノス」、「ボバル・シングラル」、「ベテルム」といった特別なブランドのワインに使われています。

 

 

巨大な生産能力を持つだけあって、ブランド数も多く、世界30か国以上に輸出されています。日本に輸入されているブランドは、2024年4月現在、「エンテリソ」、「アウラ」、「パラシオ・デ・ニダ」、「ペニャ・テホ」で、どのシリーズにもボバル100%のロゼ、ボバルを主体とした赤があります。「エンテリソ」のロサド・ボバルは2024年DOウティエル・レケーナを代表するロサドに選ばれています。

コビニャスは気候変動への対応や、CO2削減も含め、ブドウ栽培からワイン生産、マーケティングから販売に至るまですべての工程で、持続可能な取り組みをしています。 総栽培面積の20%はオーガニック認定を受けています。ビーガン対応の製品もあります。

 

 

コビニャスは2022年、OIV(ブドウとワイン国際機構)、UIOE (国際醸造学者連盟)および世界ワイン評価連盟が保証する、DWM(ドイツ・ワイン・マーケティング)認定の世界最高ワイン生産協同組合に選ばれています。

DOウティエル・レケーナは独自のプロモーションも活発に行っています。DO ウティエル・レケーナのワインに関する最新情報は、FacebookInstagramX(旧ツイッター)をフォロー願います。