ボデガス・べガルファロの醸造家 ロドルフォ・バリエンテは、ワインづくりに情熱を注ぐ醸造家です。彼は、自分の仕事を楽しむだけではなく、今日極めて重要であるプロモーションの仕事の一端も担うことができます。元弁護士で、海商法の専門家として将来有望だったにもかかわらず、そのキャリアを捨て、醸造の世界へ飛び込んだのです。そんな彼を表すのにふさわしい呼び名は、まさに、『ぶどう栽培家』。
また、ロドルフォは法律家のほか、音楽家の顔もあります(“ロック”のアイデンティティが非常に強く、20世紀末最高のロックグループとのセッションはホームページにも写真が掲載されています。)。もちろん、彼が今も関心を抱いている “ロック”は、そのぶどう畑の土壌にある“ロック(岩)”ですが。
ちょうど彼が50歳を迎えた2017年、ロドルフォは、バレンシア自治州醸造家協会の“ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー”に選出されたのですが、これにより、今世紀初めに、父アンドレスとともに始めた醸造の道という選択が正しかったことが証明されたのです。
ボデガス・べガルファロは、DO ウティエル・レケーナに属し、ぶどう栽培からワイン醸造まで自社で行うファミリーワイナリーで、醸造所のすぐ側には、樹齢100年ほどのボバルのぶどう畑があります。
さらに、DO ビノ・デ・パゴに認定された、パゴ・デ・ロス・バラゲセスも所有しており、すぐ近くには紀元前7世紀頃に使われていたという、イベリア半島初の醸造所が点在しています。アンフォラで醸造していたという先人たちに敬意を表し、弊社の「カプラシア」ブランドはアンフォラで醸造しています。また、DO カバのスパークリングワインの生産も行っています。