ラス・ファリャスは、バレンシアで行われるお祭りで、毎年、3月15日から19日まで、バレンシアの街がお祭りムードで賑わい、街はオレンジの花の香りと爆竹の火薬の匂いで包まれます。
(新型コロナウイルスの感染拡大のため、今年のラス・ファリャスは7月に延期となります)
このお祭りは年々有名になっており、今では、バレンシアだけではなく、世界中で広く知られています。期間中、ファリャスと呼ばれる目を見張るようなデザインの(中には現代風刺的なものも)張り子の人形が街中を埋め尽くし、最終日の19日の夜から20日にかけて燃やされ、春の訪れを告げるのです。
このお祭りの起源は諸説ありますが、大工職人団体が、その守護聖人であるサン・ホセの日の前夜に、削りくずや古くなり不要になった道具などを焚き火で燃やし、春になる前に仕事場の清掃をしていた習慣が起源というのが有力です。
徐々に、燃やすものが人の形へと変わり、つくりも洗練され、風刺の要素が取り入れられるようになったのです。
ボバルが栽培されているバレンシア州で唯一のDOであるウティエル・レケーナのワインは、今年、ラス・ファリャスの一連のイベントに参加します。中でも、この時期に適したセレクトワインガイドは必見です。シチュエーションごとに最適なワインがリストアップされています。
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