ボデガス・ファウスティノ・リベロ・ウレシアが上質ワインを求めて、ボバルの地、DOウティエル・レケーナにやってきたのは1980年代のことでした。
オーナーのリベロ家は5代にわたってワイン造りに携わってきました。初代、オレゴリオ・リベロがスペイン北部にある赤ワインで有名な産地、リオハでワインを造り始めたのは1899年のことでした。2代目のアガピト・リベロは樽作りも始めます。転機は3代目のアマドールとファウスティノのリベロ兄弟の時代に始まりました。1940年代、質の高いブドウを手に入れるため、ブドウ栽培者との取引範囲を広げました。1960年代は販売先を地元だけでなく、スペイン北部一帯に広げました。そして1970年代末にファウスティノ・リベロ・ウレシアという商標が生まれました。4代目のアガピトとヘスス兄弟は最新式の醸造設備を導入し、製品の輸出を始めました。
こうして1980年代にウティエル・レケーナに進出したのを始め、現在はナバラ、リアス・バイシャス、リベラ・デル・ドゥエロ、ルエダ、ビエルソでもワインを生産しています。
代表的な製品は「ファウスティノ・リベロ・ウレシア・レセルバ」で、砂、粘土、沈泥のバランスが取れたローム質の土壌で栽培される平均樹齢30年ほどのボバルとテンプラニーリョを使い、熟成36か月中、最低12か月は樽熟した赤ワインです。
ボバル100%のロゼ「アウディエンシア」は米料理にもよく合う、お勧めワインです。