セミナーDOウティエル・レケーナ統制委員会は、東京ビッグサイトで3月7日~10日開催のFOODEX JAPAN 2023の初日、3月7日(火)に「ボバルと和食」をテーマにセミナーを行いました。2回とも満席+αで補助席を追加するという大盛況でした。
試飲会としては異例ともいえる、ワイン9本で40分というタイトなスケジュールの上、DOウティエル・レケーナの統制委員会の代表が来日しないという条件のもと、開会の挨拶と産地の概要説明、地場品種の黒ぶどう、ボバルのご紹介は同DOの対日プロモーション事務局を務める(株)アケヒの明比淑子が行い、プログラムは現地で撮影されたビデオを軸として進めました。
最初は統制委員会会長ホセ・ミゲル・メディナ、引き続き、今回のテーマ、「ボバルと和食」のペアリングの解説をする、ベレンシアの和食レストラン「炎」のオーナー、ウリセス・メネソ氏、現地のワインに詳しいいソムリエ、マヌエラ・ロメラロ氏の挨拶をご覧いただきました。
今回のプロモーションには9社のワイナリーが参加し、それぞれが、DOウティエル・レケーナの地場品種の黒ぶどう、ボバル100%のワインを提供しています。
試飲は、引き続きビデオで、現地のレストランにおける料理説明とペアリングのコメントをご覧いただきながら行う形式ですが、ここで、本セミナーのメイン・コメンテーターとして、日本におけるスペイン・ワインのソムリエ第一人者であり、2021年に同統制委員会がボバル親善大使に任命させていただいた菊池貴行氏にご登場いただきました。画面で流れるスペイン側のコメントに合わせ、菊池氏が日本における和食の食材と調味料の使い方、それによって生まれるうまみと、ボバルのワインが持つ要素との相性他、数々のコメントを提供するという、40分間、途切れることなく情報を発信する形のセミナーになりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ご参加いただけなかった皆様、以下のように情報をお届しますので、ご活用ください。
1.当日配布したパンフレット「ボバルと和食in FOODEX JAPAN 2023」
2.セミナーで使用したペアリング・コメントのビデオ
①マロコ・ボバル 2021 + コラル産の鶏のから揚げ、柚子胡椒風味
②エル・ボバル・デ・エステナス 2021 + カツオのたたき、シメジの南蛮漬け風マリネ、ポン酢添え
③アウディエンシア・ボバル 2020 + 和牛の肉団子の串焼き(牛脂、味噌、子牛肉)、焼き鳥のたれと卵黄ソース
④ラス・ドセス・ボバル 2020 +キノコと季節の野菜の天ぷら(マイタケ、シメジ、シイタケ)天つゆ添え
⑤ベテルム・ビニャス・ビエハス・ボバル 2020 + 和牛の餃子
⑥スロウ・モン・ボバル 2020 + 鰻丼(バレンシアの潟産の鰻のかば焼き)山椒添え
⑦カプラシア・ボバル・アンフォラ 2020 + にぎり寿司 2 点:和牛とマグロの腹身の炙り
⑧パラヘ・トルネル・ボバル 2018 + 和牛のすき焼き(ジャガイモのピュレー、薄切り和牛、温泉卵、トリュフ風味のすき焼きのたれ)
⑨ラ・センダ・デル・カバーリョ・ボバル 2018 + 熟成牛肉のつくね(熟成牛肉、ニンニク、ショウガ、タマネギ)醤油と卵黄添え
3.菊池貴行氏のコメント要約
*訂正:⑦カプラシア・ボバル・アンフォラ 2020 + にぎり寿司 2 点:和牛とカツオの腹身の炙りは、カツオではなくマグロの間違いでした。お詫びして訂正させていただきます。