Vegalfaro ベガルファロ


「偉大なワインを造るのに必要なものは2つしかない。テロワールを反映したブドウを栽培するならここしかないと思わせる土地、そして畑の長所を最大限に引き出そうとする人の意欲だ。」

 

 

これはベガルファロのオーナー醸造家ロドルフォ・バリエンテの言葉です。彼は父親アンドレス・バリエンテと共に1999年にビニェドス・イ・ボデガス・ベガルファロを設立しました。以後、常に、オーガニックは基本とし、土地の伝統も重んじながら新しいアイデアを取り入れ、テロワールを表現した個性の際立ったワイン造りを目指してきています。

 

 

ワインのブランド名は「カプラシア」です。DOウティル・レケーナに認定されている地域は、先住民イベロにとっては「カプラシア」つまり「ヤギの土地」だったとのこと。現在ブドウ畑になっているところは、かつてはヤギが自由に走り回り、人々がブドウを栽培してワインを造っていたところだったのです。ということで、「カプラシア」ブランドのワインのラベルにはヤギの絵が描かれています。

 

 

ワインの主要ブドウ品種は地場品種のボバルです。ブレンドタイプの「カプラシア」には樹齢35年のマカベオと25年のシャルドネで造る白もありますが、ロゼと赤には樹齢65年というかなりな古木のボバルと30年のメルローが使われています。またボバル100%の「カプラシア・ボバル・アンフォラ・ビパルセラリオ」に使われるのは樹齢100年以上という、さらに古い樹です。ビパルセラリオは2つの区画で栽培したブドウを使用していることを意味しています。いずれも標高700mほどの所にありますが、一か所は下層が石ころになった粘土質土壌、もう一か所は石灰質のローム砂質土壌で、こちらの方が収量は少いですが凝縮度の高い実が採れます。名前にアンフォラとあるのは、粘土質土壌の区画のブドウで造ったワインは容量150ℓのアンフォラで6か月熟成しているからです。もう一つの区画のブドウのワインは、一度白ワインの熟成に使用した樽を使って熟成しています。

 

 

いずれもじゅうぶん樹齢の高いブドウを使った、ロドルフォの思いと工夫のこもったワインです。

DOウティエル・レケーナは独自のプロモーションも活発に行っています。DO ウティエル・レケーナのワインに関する最新情報は、FacebookInstagramX(旧ツイッター)をフォロー願います。