【Bodegas Luis Corbí】

FINCA COR VI

フィンカ・コル・ビ

ボデガス・ルイス・コルビは、ルイス・コルビがずっと抱いていたワインの世界への情熱から、2004年に誕生したガストロノミックワインのプロジェクトが始まりで、クロス・コル・ビというブランドで実を結びました。

 

それ以来、クロス・コル・ビは中央ヨーロッパの2つのぶどう品種(リースリングとヴィオニエ)と地品種のべルディルというユニークなブレンドワインづくりに特化してきました。 それから16年が経ち、白ワインづくりを通して、簡単ではないけれども満足のいく道を歩んできた私たちは、新たなプロジェクトに乗り出し、成長を続けることを決意しました。そして、フィンカ・コル・ビのアイデアとコンセプトは、私たちを赤ワインの世界へと導いてくれたのです。

 

こうして、ボデガス・ルイス・コルビ・コロマは、モイシェントのテレス・デルス・アルフォリンスの白ワイン『クロス・コル・ビ』とレケーナのロス・イシドロスの赤ワイン『フィンカ・コル・ビ』の2つのブランドを展開しております。バレンシアのぶどう栽培の2つの中心地では、伝統と勤勉さ、オッして、優れた人々が集まり、この土地から最高のものをつくり出しています。私たちワイナリーにとって、ワインの世界とともに成長できるのは我々の特権と言えるでしょう。

 

それぞれファミリーワイナリーが代表する2つの魂は、高品質でオーガニックなバレンシアワインという一つの心で、繋がっているのです。

 

フィンカ・コル・ビは、バレンシア州レケーナのロス・イシドロス地区に位置するワイナリーで、標高500メートルにある77ヘクタールほどの中規模農園。そのうち22ヘクタールで、ボバルを栽培しています。

 

フィンカ・コル・ビは、伝統とオーガニックワイン生産というボデガス・ルイス・コルビ・コロマのフィロソフィーを継承しつつ、ボバルからつくる赤ワインに特化した、当ワイナリーの中でも新しいワイナリーです。

【設立】2019年

【WEBサイト】www.fincacorvi.com

【連絡先】comunicación@bodegasluiscorbi.com enologo@closcorvi.com


【FOODEX2023 セミナー試飲アイテム】

MALOCO

マロコ

 

【ビンテージ】2021年

【ぶどう品種】ボバル 100%

【アルコール度数】14% vol.

 

【醸造】

ぶどう畑では人手の介入を最小限にし、収量も1本あたり2kg程度と非常に低く抑えています。この年は、気候に恵まれ、アルコール度数、酸、タンニンのバランスがほぼ完璧に仕上がりました。ぶどうは15kg入りのケースに手摘みで収穫し、その後、フレンチオークの大樽にて発酵させます。アルコール発酵が終わると、225リットルのフレンチオークの新樽のバリックに移し、マロラクティック発酵させ、4ヶ月ほど置きます。その後、粘土製の卵型容器にて2ヶ月ほど寝かせ、タンニンをまろやかにし、ワインをクリーンに仕上げます。

 

【テイスティングノート】

中程度からやや濃いめのチェリーレッドで、熟成の期間のある程度あるワインにもかかわらず、非常に生き生きとしたワインです。熟した赤系果実、チェリーのコンポート、ブラックベリーの力強い香りで、奥には、杉、挽き胡椒のほか、バルサム、ミネラルのノートを感じます。口に含むと、ほどよい酸があり、熟した力強いタンニンを持つ味わい。赤系果実、イチゴ、ラズベリー、クローブの味わいがしっかりと表れ、土やミネラルのタッチの余韻が長く続きます。