ぶどう品種


黒ぶどう

 DO ウティエル・レケーナは赤ワインの産地で、ぶどう栽培面積全体の94.27%で黒ぶどうが栽培されています。

 ボバルは、DOウティエル・レケーナのスター品種で、ぶどう栽培面積全体の70%でボバルが栽培されています。ボバルは、テンプラニーリョの次に、スペイン国内での栽培面積の多い品種でもあります。この地域の気候、土壌に、非常に適しています。標高が高く、夏は短く、乾燥しているため、ボバルの成長にとても適しています。ボバルは抵抗力が強く、他の黒ぶどう品種に比べて発芽が遅いため、春の霜害のリスクから逃れることができます。

  ボバルからつくられるワインは、色が濃く、熟成に適したタンニンが特徴です。色の濃い、フルボディで、複雑味のあるワインとなります。さらに、マセラシオン・カルボニックでつくる赤ワインやロゼワインの醸造に理想的な品種で、唯一無二の色調で、とてもフルーティーなワインとなります。

 ボバルの果皮は、脂質代謝改善効果があることから、心疾患の予防作用、抗がん作用が期待される、レスベラトロールの含有量が高いです。現在、ジュース、ビスケット、ジャム、アイスなど、ボバルを用いた健康食品がつくられています。塩分が少なく、カリウムが多く、有機酸、リンゴ酸、酒石酸のほか、ビタミンなどを含有しています。

 テンプラニーリョは、ウティエル・レケーナで2番目に重要な品種で、全体の栽培面積の12%を占めています。

 その他、DO ウティエル・レケーナで、ワイン醸造に使用されるぶどう品種は、ガルナッチャ・ティンタ、ガルナッチャ・ティントレラ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、ピノ・ノワール、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン。

白ぶどう

 白ぶどう品種はDO ウティエル・レケーナのぶどう栽培面積全体のわずか5.73%ほど。

 タルダナは、別名プランタ・ノヴァとも呼ばれ、DO ウティエル・レケーナの土着品種。晩熟品種で、果皮の硬さがその生育をゆっくりとさせています。ゴールドの色調の、淡い麦わら色。香り高く、フルーティーなアロマ。フレッシュで、バランスのとれた味わいで、ストラクチャーのしっかりとした、余韻の長いワインです。

 マカベオは、緑がかった麦わら色で、香りの高い、フルーティーな白ワインとなります。メルセゲラは、標高の高い地域でのみ栽培されています。

 その他の白ぶどう品種は、メルセゲラ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、パレリャーダ、ベルデホ、モスカテル・デ・グラノ・メヌード。